今更ながら「トップをねらえ」

最近、トップをねらえのDVDを借りて観ていました。
庵野監督の作品でこれはまだ観ていませんでした。

全６話と短いため、ストーリーの展開が早すぎて
最初観たときはびっくりしました。

劣等生の主人公がいきなり新しく来たコーチに才能を見入られ
代表に選抜、コーチと二人三脚で努力をはじめる。
代表に選ばれなかったことに納得できない先輩との対決
努力の結果をなんとか見せ、勝利。
みんなに見送られて、宇宙へと旅立つ。

というのを、１話で一気に見せるので
学園生活もほとんどなし、努力する姿も数カットあるのみ。
才能については分からずじまい。
２話目は父親への感傷や後々に関わってくるウラシマ効果を見せていてよかったですが…
３話目の淡い恋もあっという間に過ぎ、４話目も最終兵器に乗って活躍するも
才能のおかげなのか、それともロボットの性能のおかげか曖昧でした。

でも、５話６話に入り、急によくなりました。
エヴァを思い起こさせるようなシーンもちょこちょこあって
庵野監督は一貫してこういうのが好きなんだなっていうのがわかりました。
宇宙で時を過ごすことによって、どんどんと友達との時間もズレていってしまって
最後はもうどうしようもないほど、みんなとの時間がズレてしまって…
というすごく切ない終わりでした。